パッケージの作成・更新

Vine Linuxで採用しているアプリケーションの多くは、オープンソースソフトウェアやフリーソフトウェアなどと呼ばれ、コンパイルの必要があるソースファイルのまま配布されています。コンパイル済みのバイナリパッケージが配布されている場合でもメジャーなディストリビューション向けに調整されており、そのまま使えない事が多々あります。

Vine Linuxでは、エンドユーザが簡単にインストールして使えるようにパッケージャと呼ばれる開発者が依存関係等を解決した上、コンパイルしたものをRPMパッケージと呼ばれる形式にしてaptリポジトリに登録します。エンドユーザは、apt-getコマンドやSynapticなどを利用して使いたいパッケージのインストールを要求すれば、そのパッケージに必要とされるパッケージも同時にインストールする事ができます。

RPMパッケージの作成方法については、RPMパッケージの作成方法で細かく説明していますが、この文書では更にパッケージャとしてVine Linuxの開発に参加する具体的な方法について記述します。

パッケージャとしてVine Linuxの開発に参加したい場合は、第2章 - Vine Linuxの開発に参加するには第3章 - パッケージ作成のための基礎知識第4章 - パッケージ作成環境の構築第5章 - パッケージ作成から公開までの流れを読んでください。